2010年02月10日
アナザーリアリティー試論 II ・2
アバターやキャラクターがユーザーの性格を反映し、モニターの向こうの世界に存在し始めると、複数のアバターやキャラクターが集まることによって「社会」が形成されていく。例え現実の世界とかけ離れた世界であろうとも、現実世界に生きるユーザーの性格を反映したアバターやキャラクターによって構成される社会では、現実世界と同じようなルールが作られていくのも当然だろう。
ルールはその世界を運営するために、あらかじめシステムの運営会社が設けている部分もある。ほとんどは一般常識的な、犯罪や不正な利用を阻止するもの、他のユーザーとのあいだでのトラブルを防止するものだが、それに基づいてコミュニティー(グループやギルドなど)が独自のルールを作ることもある。
例えてみるなら国の憲法と地域のルールのようなものだろうか。
現実から離れた世界であるにもかかわらず、ユーザーがそこに集まることで現実がその世界に進入し、もうひとつの現実となっていくのである。
ルールはその世界を運営するために、あらかじめシステムの運営会社が設けている部分もある。ほとんどは一般常識的な、犯罪や不正な利用を阻止するもの、他のユーザーとのあいだでのトラブルを防止するものだが、それに基づいてコミュニティー(グループやギルドなど)が独自のルールを作ることもある。
例えてみるなら国の憲法と地域のルールのようなものだろうか。
現実から離れた世界であるにもかかわらず、ユーザーがそこに集まることで現実がその世界に進入し、もうひとつの現実となっていくのである。

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